変な男インフルエンザ拡大の恐れ

発見されたhennaウイルスB型。体長0.1ナノメートル。かわいい顔して非常に危険なウイルス。ヘンなオトコインフルエンザ（hennaウイルスB型）に感染する患者が急増しているということが分かった。

ヘンなオトコが増えて社会問題になっているが、昨年以来、その数が急増し、約6000万人がヘンなオトコウイルスにおかされているという調査結果がまとまった。今や世界的規模の問題になっているヘンなオトコ化。これ以上、世の中にヘンなオトコが増えると、「社会秩序の均衡が崩れ、モラルもマナーもなくなり犯罪増加にもつながりかねない」（服部半蔵：服部半蔵クッキングスクール名誉教授）という恐れがある。それはちょっとヤバイ。
ヘンなオトコ♂研究会と、アインシュタイン記念大学の特別合同チームは、「ヘンなオトコ病は感染する」という仮説のもと、23年前から調査を続けてきたが、昨日、ヘンなオトコウイルスを発見した。ヘンなオトコウイルスの感染力は強く、ウイルス保有者と3分以上接すると感染してしまう。ヘンなオトコウイルスだからといって、女性は安心とは限らない。
「女性が感染した場合は、ヘンなおばさんになってしまう。しかも潜伏期間が長く、自覚症状がないので、手の施しようがない」。（御茶久美：特別合同チーム雑用係）
服部半蔵クッキングスクール名誉教授の服部半蔵氏。経営手腕は見事だが、お料理はさほど得意ではない。
特別合同チームは、ワクチンの開発を急いでいるが、あと3年はかかる見通しだ。それまでは自己防衛することが必須だ。現在の予防法は5つ。
1.極力、ヘンなオトコに近づかないようにすること。向こうから近寄ってきた場合、そっと離れること。
2.玄関先に盛り塩をすること。
3.ヘンなオトコと3秒以上目を合わせないこと。
4.ヘンなオトコに話かけられても、すぐに会話を終わらせること。どうしても話さなければならない場合は、適度な社交辞令や、言い訳を考え、なるべく短めに済ませること。会話をした後は、ガラガラガラと派手な音を立ててうがいをすること。
5.ときには無言の圧力で対抗してみること。

鳥インフルエンザよりも脅威となっているヘンなオトコインフルエンザは、一日でも早く根絶しなければならないと政府もようやく腰を上げた。
特別合同チームと政府は、ヘンなオトコを退治する「ヘンなオトコバスター」を組織化する計画を立てている。服部半蔵クッキングスクールがバックアップし、ヘンなオトコバスターたちに夕飯（国産の厳選食材を使った日本料理）をご馳走する考えを示した。
また、特別合同チームと政府は、ヘンなオトコバスターを一般から広く公募している。（詳細は当研究会ホームページを参照のこと）

環境問題、食の安全、世界経済の不均衡、民族紛争、汚職事件、さまざまな凶悪犯罪などが増加している昨今だが、これらはすべて「ヘンなオトコ」たちが深く関与しているという見方もある。
その一方で、ヘンなオトコ撲滅のためにジェームズ・ボンド、チャーリーズ・エンジェル、シドニー・ブリストーたちが密かに動いているという噂が、先日の回覧板でまわってきた。
ヘンなオトコ問題は、もはや「自分には関係ねぇ！」では済まされない大きな問題にまで発展し、一般市民の安全な暮らしを脅かしている。「人生とは解決するものではない。ただ前に進むだけだ」というようなことをどこかの誰かさんが言ったが、ヘンなオトコ問題は、解決しない限り一般市民が永久に危険な状態にさらされたままになってしまう。それでは絶望的だ。人間には「希望」が必要だ。「ヘンなオトコバスター」たちの活躍が、人類の希望になることを切に願うばかりである。
（読捨新聞）

※解説

• ジェームズ･ボンド。MI6のスパイ。映画007シリーズやイアン・フレミングの小説などで知られているが、2002年よりイギリスでパン屋でアルバイトしながらスパイ活動を再開したという噂がある。

• チャリーズ・エンジェル。チャーリー・ブラウンの3人の娘たちとうのは単なる噂。ホントはチャーリー探偵事務所の美人3人娘。かしまし娘とちょっとだけ似ている。

• シドニー・ブリストー。海外ドラマ「エイリアス」で一躍その名を全世界に轟かせたCIAのメンバー。どんな危機に遭遇してもかっこよく切り抜ける。ずばぬけた頭脳と格闘センス、そして美貌を持ち合わせている。